投資信託を購入してみたけれど失敗して損失が確定してしまった、という経験をした方は必ず原因があるはずです。失敗をくりかえすことがないように原因を追究してみましょう。

まず分配金を目安に銘柄選びをしている場合、例えば毎月分配型というものが典型的です。主に不動産リートなどを投資対象にしているものです。一見すると毎月のお小遣いが増えるように見えますが、個々に落とし穴があるのです。

それというのも収益が上がっていない特別分配金が原資となっていることが珍しくことがあります。これは元本を毎月取り崩しているようなもので最終的には損失になってしまうリスクがあります。

次に多いのが手数料を把握していないというもの。投資信託の手数料は購入時にかかるものと、年間の信託報酬・解約時の信託財産留保額の3つがコストになります。特に特定のテーマを対象にしたアクティブファンドのなかには、手数料負担が元本に対して3%を超えるという銘柄もあるほどです。手数料が高ければそれだけ、評価駅も目減りするので手数料にはシビアに目を向けて銘柄を検討してください。